academicjourney’s blog

セブ在住日本人。社会を理解して正しくいきたいですね。

フィリピンセブ市でコロナに感染した日本人隔離生活記録

コロナ時代2年目に突入しましたね。

私もとうとうセブ市でコロナ感染してしまいました!

実際に過ごしたセブ島での隔離生活についてご紹介します。

 

同じ感染者でも、会社や住んでいるところで対応が変わる可能性もあります。

あくまでもこれは私の体験記録です。

 

フィリピンセブ市でコロナに感染した日本人隔離生活記録

~Corona Vacation~

 

-私のコロナ感染経路

となりでいつも仕事をしている会社の先輩から感染したと思われます。

感染発覚の流れは以下のとおりです。

 

(2日前: 先輩体調不良(熱、倦怠感))

(1日前: 私通常通り出勤)

1日目: 私頭痛発症

2日目:休日でたくさん寝て体調回復

3日目:休日普通に過ごす

4日目:先輩陽性が発覚(喉の違和感)

5日目:濃厚接触者として在宅勤務(喉の違和感)

6日目:濃厚接触者として在宅勤務(喉の違和感)

7日目: SWABテストを受ける。(喉の違和感)

8日目: SWABテスト結果陽性と発覚(喉の違和感)

9日目:救急車がお迎えに来る。ホテルへ移動(喉の違和感)

10日目~20日目まで ホテル生活スタート(喉の違和感、下痢、無嗅覚)

11泊12日間ホテル滞在

 

コロナ感染者の横で何日も働いていましたし、

SWABテスト(PCR検査)を受けるまでに、

頭痛や喉の違和感も少しあったので、

テストの結果が出たときは

「やっぱりか。」

と、落ち着いて受け止められました。笑

 

-テストから結果を受け取るまで

テストはChong Hua Hospitalで誰でも受けられるようになっていました。

病院のLaboratoriesでSWABテスト(PCR検査)を受けたいと伝え、

目的や症状を伝えます。(入口の外で立ちながらw)

 

その後誘導され、

建物内に入り窓口で順番まで椅子に座って待ちます。

驚きましたが小さい部屋なのにたくさんの人が待っていて、

ドアも締め切られていました。

この部屋内での感染もあり得るんじゃないかと思ってしまいました。

 

自分の番がきたら、

IDを見せて、テスト代金をその場で支払います。

24時間で結果がでるものは5000pesosです。

 

領収書と一枚紙を渡されたので窓口を離れ、

廊下でその紙に必要事項(住所や名前など)を書いていると、

こっちだよ~と全身感染対策スーツの人が

呼びに来てくれました。

 

その人と小さい部屋へ行き、

軽く問診され、その後フェイスシールドとマスクを外し

まずは「あ~」と言ってのどの粘膜を取られます。

次は鼻の穴それぞれの粘膜を取られました。

 

鼻の時は一瞬痛かったので遠慮なく痛い顔をしました。

結果は明日ねと言われたので、

Eメールで結果を送ってもらうように変更してもらいました。

テスト自体はあっという間の数分で終わりました。

 

結果は案の定数時間遅れてこんな感じでメールで届きました。

~~メール本文イメージ~~

Hi!

Kindly check the attached file for the scanned copy of your SARS-CoV-2 RT-PCR result.

Thank you for choosing Chong Hua Hospital as your institution of choice!

 

Best regards,

Chong Hua Hospital Lab Team

~~~~~~~~~~~~~

 

添付ファイルを開くと、私の名前と共に二文

「TEST RESULT: SARS-Cov-2 VIRAL RNA detected」

「INTERPRETATION OF RESULT: POSITIVE FOR SARS-COV-2 VIRAL RNA

とだけありました。

 

その他にこれからどういう行動をとるべきとか、

そういうことは何も書いてありませんでした。

 

-会社、コンドミニアムの対応

会社に感染を報告した瞬間出勤停止になりました!

 

私が住んでいるコンドミニアムの管理人が

コロナ患者は他の場所で隔離して欲しいということになり、

ホテルに移動することになりました。

 

それでも感染者と分かったからには、

タクシーや歩いてホテルへいくこともできないので、

会社のひとがホテルも救急車も手配してくれました。

 

救急車のお迎えがくるまでは、

丸一日あったので部屋の掃除洗濯と、

部屋の現金の管理などについて考えました。

 

救急車からついたよ~と電話があり、

荷物をもってコンドのフロントへ行くと

フロントスタッフは大騒ぎして、

「wait,wait!」

と私が動いて菌を巻き散らかさないように注意してきました。

 

それから数分後、救急車に無事乗って、

ホテルへ移動できました。

 

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初めての救急車の中でパシャリ
-ホテル隔離生活

感染者を受け付けているホテルなため、

チェックインなどは不要で

救急車から出て入室まで

誰とも接触せずにできました。

伝えられた部屋へ行くとドアには鍵が刺さっていました。

 

部屋に入るとベッドの上にルール説明書が置いてありました。

【滞在ルール】

  • 部屋の衛生管理キットを使ってください。(マスク、消毒液、ビタミンC、飲料水、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、石鹸、体温計、食器洗剤、スポンジ)
  • 部屋からは1歩も出てはいけません。
  • 食事3食は特定の時間に配給します。
  • ゴミ箱は3種類色分けをしているので、ルールに従って使用してください。(残飯、感染、一般)
  • 常駐の医師がいるので、問題があればフロントデスクに電話してください。
  • 部屋の鍵はなくしたら100万円の罰金を課します。
  • 退室の際は、鍵を部屋に置いてください。

お大事に

 

さあ隔離生活の始まりです!

 

一番心配していた食事は下の写真のような感じで、

時間になったら置いていてくれます。

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部屋のドアを開けると食事がおいてあります。

味は全部おいしいです。

ただフィリピンらしくおかずの種類は大体1種類+白米で、

野菜が少ないです。

何時に置いてあるのかは分かりませんが、

自分のタイミングでドアを開けるとちょうどよくいつも準備されています。

 

満腹になる量ではないですが、

一日そんなにエネルギーが必要な生活もしていないので問題ないですね。

たまに甘いものが恋しくなります。

 

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朝食の1例

 

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朝食にはいつもコーヒーが付いてきます

 

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昼食の一例(野菜ほしい。。)



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夕食の一例



 

あとは、毎日フロントデスクから電話が来て、

体調や症状について聞かれます。

 

トイレットペーパーや飲み水(有料)、バスタオル交換などは

全て電話で頼んで、ドアの前においてくれます。

快適ですね。

-一日の過ごし方(やることリストはマスト!!!)

体調は喉の違和感と無嗅覚以外はほとんど問題がなかったので、

毎日をしっかり有意義に過ごしたいという思いがありました。

 

まず朝起きて朝ごはんの前に軽い日記とやることリストを書きだします。

日記には昨日の反省や学んだことも少し書きます。

 

やることリストは毎日似た内容ですが、

朝のフレッシュな気持ちでリストを作るとやる気が出ます。

 

隔離生活3日目のリスト例です。

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隔離生活3日目のやることリスト。毎日こうやってリストを作成しました。

 

  • To-Do1:勉強(お金)30分

投資についてYouTubeを見るか、

「教養としての投資」(奥野一成著)を読みました。

  • To-Do2:勉強(社会)30分×2回

社会問題について一つテーマを決めて情報収集しました。

(LGBTQ,中東問題、人種差別、宗教など)

  • To-Do3:勉強(英語)30分×4回(オンラインレッスン/ニュース/HelloTalk)

オンライン英会話EIGOXに登録しているので1レッスン受講するのに加え、

The Daily News Articlehttps://www.rarejob.com/dna/の1記事をシャドーイング

それからHelloTalkという無料のアプリでネイティブと1時間おしゃべりします。

  • To-Do4:勉強(転職)30分

次の転職先リサーチです。

いつも30分じゃ足りません。(笑)

  • To-Do5: 勉強(タイピング)30分×2回

タイピングが苦手で、仕事でもストレスになるので、

この機会に練習を始めました。https://www.keybr.com/

  • To-Do6:運動10分×4回

いつもYouTubeのマリネス!

部屋が狭く、ヨガマットもないので、

できる運動が限られますが、以下の動画にお世話になりました。

https://www.youtube.com/watch?v=-FIpVrcHkts&t=2239s

  • To-Do7:ブログ1記事
  • To-Do8:映画

Netflixのドキュメンタリーなども見ます。

 

以上、Wi-Fiがあるからできることが多いです。

YouTube, Netflix, 電子本、グーグル様様ですね。

 

このリストを毎日こなそうとするとかなり忙しくなります。

リスト以外では、家から持ってきたウクレレを弾いたりや雑誌を読んだりもしました。

息抜きにコーヒーも作りますよ♪

もちろん夜は家族や友達との電話もします。

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ウクレレとコーヒーは持ってきて正解でした。

 

-隔離終了!        

あっという間に終了しました~

最後は会社から電話があり、車を手配したからすぐに帰宅の用意をするように言われ、

あわてて30分でホテルを出ました。

 

久々外にでて最初にしたのは、

マンゴーフロートの注文です(笑)

久々のデザートは最高でした。

 

隔離生活が終わり、

陰性になったか確認するために、

2回目の検査 を受けにいきました。

1回目はChong Huaへ行きましたが、

2回目は保険が利くCebu Doctorへいきました。

PhilHealthという保険で、無料で受けることができました!

ただ人がたくさんでものすごい量の書類提出が必要でした。。

皆さん行かれる際はお水を持っていきましょう。

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Cebu DoctorのARI Centerで2回目の検査を受けました。

 

-良かったこと

残業ばかりの仕事からの解放

              完全に仕事の責任捨てました~

              ストレスなく、仕事が本当に嫌いなのを確認できました。

本当にやりたいことを見つける

              自分が時間があるときに頑張れることが何なのか見つけることができました。

吸収の時間

              ごはんの心配もいらず、シンプルな生活が送れ、知識のインプットがかなりできました。

ウクレレ、コーヒー

              普段の生活の一部をホテルにもってきたことで息抜きがしっかりできました。

-辛かったこと

蟻!!!!

              フィリピンなので驚きませんでしたが、食べかすなどを残していると、蟻がも    のすごい量になって集まります。フロントの人にもってきてもらった液体でかなり減りましたが、少し神経を使います。

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フロントにお願いしたら蟻駆除スプレーをくれました。

野菜が少ない

              これもフィリピンあるあるです。普段たくさん野菜食べるので少し健康が不安でしたが、快便だったので良かったです。

部屋が少し狭い

              運動を毎日していましたが部屋が狭くぎりぎりスクワットできる程度。もう少し広かったら嬉しかったです。

甘いものがない

              出てくる食事には、私の大好きなスイーツやスナックはありません。フードパンダでデリバリーも可能ではあるのですが、そこまでするのは少し恥ずかしいし面倒だったので、結局できませんでした。

-まとめ

コロナは症状が軽度でも、急変することもあるので、

私のように楽しく有意義な隔離生活を送れる人は少ないかと思います。

 

ただまとめとしては、ホテル暮らしは問題なく、

フロントの人も毎日電話して症状を確認してくれるので安心です。

 

もし隔離生活を余儀なくされて、

暇で暇でしょうがないと感じられる場合は、

ぜひ私のやることリストみたいなのを朝一作ることをお勧めしますよ。

お大事に!

 

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おまけ